2008年11月12日水曜日

猫物語7

その日の夜、隣りの部屋からは姉がぶつぶつと、
何やら文句を言う声が聞こえてきました。
しばらくすると静かになり、姉も”ちゃこ”も眠ったようでした。

次の朝、目覚めてからすぐに、
姉の怒った声が耳に入ってきました。
時計に目をやると、まだ朝の5時。
しかし、気がかりだったので私は起きて見に行きました。
文句を言いながら”ちゃこ”をトイレに連れて行ってたのです。

私は「ふふふ」と嬉しくなり二度寝しました。
しばらくして”ちゃこ”の泣き声で目が覚め、朝ごはんをあげました。

その日は仕事が休みだったので、
”ちゃこ”を連れて病院へ…
一通り診てもらい、特に病気もないとのことで安心しました。
ただ、「捨てられていた為に栄養が十分摂れていなかったようで、
少し成長が遅れてはいるが問題はないでしょう」と。

その後、会計を済ませた私は、
一ヵ月後にワクチン接種の予約をして帰ってきました。
今はまだ年齢が早いので一ヵ月後にということだったから…

帰り道、車中での”ちゃこ”はカゴの中でじっと目を閉じたまま、
静かに過ごしていました。

家に帰ってきて玄関にガゴを置き、
”ちゃこ”を出すと猛ダッシュして姉の部屋へ…
どうやらよっぽど怖かったのか、それとも肝っ玉が小さいのか?

余談ですが、猛ダッシュした”ちゃこ”がどうしてスムーズに姉の部屋へ入れたのでしょう?
実は仕事に出かける前に自分の部屋の戸を、わざと少しだけ開けて”ちゃこ”がいつでも入れるようにしてくれていたのです。
もう、素直じゃない姉です。

続く…

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