2008年11月30日日曜日

猫物語15

その日ちゃこを入院させ家に帰りました。
帰り道、自分の責任のなさについて考えていました。

私は今まできちんと猫を飼えていなかったこと。
かわいいあまり、やってはいけない事に目を伏せていたこと。

頭ではこれはいけないんだと分かっていても、
だって、トイレは外でないとしないからとか、
だって、猫は自然の中で自由に遊びたいんだからとか、
とにかく自分に対して甘く、それを猫のせいにして許してきたこと。

そうしたことで、どうなるのか?
どんな危険性が潜んでいるのか?
そう、私は分かっていたのにそれを許してきた。

生あるペットの一生を預かるということの、重大さを認識していながら…

こうなってしまったことを、あれこれ考えても、
以前のちゃこは戻っては来ないということ。

この犯してしまった罪は償わなければならない。
ちゃこが今後どのようになったとしても、最後まで見届けなければならない。
そう、自分に話した。

次の日、ちゃこを迎えに行った。
ゲージの中で丸くうずくまってじっとしていた。
私がゲージの前に立つと、ちゃこは目線を私に向けじっと見つめた。

私はちゃこの目を見て、家に帰りたがっているのを感じた。
言葉ではない、ちゃこの目が私に訴えてきたのだ。
私はそっとちゃこを抱きかかえ、家に一緒に帰った。

続く…

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