2008年12月11日木曜日

猫物語最終話

姉と二人で泣きながら、鼻水をすすりなんとかちゃこを庭に埋めた。
家に戻ってからもグズグズしていた。
ようやく気持ちが落ち着いて来た頃に、また思い出しては涙していた。

実家の庭には猫のお墓がある。
代々の猫たちが眠っているのだ。

ちゃこを含めて何匹の猫を見送ってきただろうか…
そう、十数匹になるかな?

今だから一匹の猫を飼うという、責任の重大さが身に沁みて理解できたが、
以前は、猫は家で飼っていても自由にさせるべきだとか、
避妊はするべきじゃないとか、訳の分からないことを理由に、
ただかわいいだけで、飼っていました。

そのために何匹の猫を危険な目に合わせて来たのか、
交通事故や薬物の誤飲など…

田舎は春や秋に必ず家の周りや田んぼに、ネズミ殺しという団子みたいな物を撒く。
作物や家を守るためという…
その期間はどんなに鳴いてせがんでも、外には出さないようにしていた。
しかし、昔からの古い家なので縁の下から出入りする所を見つけられて逃げられた時もあった。

そうして、その外出先で誤って団子を食べて帰って来た猫が過去に2匹いた。
症状が出た時にはすでに遅く苦しんで死んで行く。
それでも必死に大好きだった主人の膝の上に乗ろうとして、
最後の力を振り絞り、膝の上で息を引き取るのだった。

田舎の風習もあり、この辺りの集落ではいまだにその時期になると、
いっせいに散布される。
知人にもこれが原因で飼い猫の命を奪われるケースが多い。
それは猫に限らずだが…

あれから3年目の冬が来た。
今でも動物は大好きだし、特に猫が好きだ。
飼いたい気持ちはあるが、以前のような飼い方はしたくないので、
今度飼う時は、必ず環境を整え長生きしてもらえるような家で飼いたいと思う。

もう後悔はしたくないし、猫に申し訳ないから…
一緒に人生を、長く共に楽しみたいから。

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